文献詳細
文献概要
オール沖縄!カンファレンス|レジデントの対応と指導医の考えVer.2.0・72
忘れるな! 川遊びの落とし穴
著者: 伊志嶺朝哉1 佐々木秀章1 徳田安春2
所属機関: 1沖縄赤十字病院 2臨床研修病院群プロジェクト群星沖縄センター
ページ範囲:P.102 - P.106
文献購入ページに移動患者:45歳、男性。
主訴:発熱、頭痛、嘔吐、筋肉痛、関節痛、頻呼吸。
現病歴:X-41日、COVID-19陽性、軽症で自宅療養し、X-31日隔離解除。その後、Long COVIDの症状なく経過。X-12日前に沖縄本島北部の川で遊泳。当日は熱中症様の症状を認めたが、自宅療養で軽快していた。X-4日より39〜40℃台の発熱があり、持続する発熱(40.4℃)、嘔気、尿量低下(茶褐色尿)を主訴に、当院救急外来を夜間受診した。この時COVID-19 PCR陽性(Ct値38)であり、再感染や熱中症を疑われて補液加療目的に入院となり、翌日には解熱、自覚症状軽減、排尿もあり、退院となった。COVID-19については入院翌日に再検査予定であったが、症状軽減して退院(自宅療養の取り扱い)となったため実施せず、保健所と相談し、再感染として届け出は行った。しかし、X+3日に再度発熱を認め、X+5日には頭痛と頻回嘔吐、筋肉痛、関節痛を伴ったため、X+6日に再度当院を受診した。
既往歴:男性型脱毛症。
内服歴:フィナステリド0.2mg/日。
参考文献
掲載誌情報