文献詳細
特集 しびれQ&A—ビビッとシビれるクリニカルパール付き!
【しびれ診療のQに答えます!】
Q14 アミロイドーシスを含む遺伝性ニューロパチーに総合診療医としてどうアプローチすればよい?
著者: 桑原宏哉1
所属機関: 1東京医科歯科大学 脳神経内科
ページ範囲:P.197 - P.199
文献概要
患者:67歳、男性。
主訴:両手のしびれ感。
現病歴:2カ月前より右手の母指〜環指側にしびれ感が出現し、最近は左手指にも同様のしびれ感が出現。ゴルフで球が真っすぐに飛ばなくなってしまったことも自覚し、外来を受診。
既往歴:左腎結石(保存的治療にて軽快)。
生活歴:喫煙歴:55歳まで60〜100本/日、飲酒歴:ウイスキーや焼酎を300mL/日。職業は設計士。
一般身体所見:異常所見なし。
神経学的所見:両手指に異常知覚(dysesthesia)あり(図1)、Phalen test(+/+)、Tinel sign(+/+)。
検査所見:一般血液・尿検査、胸部X線、心電図、頭部MRIに異常所見なし。
参考文献
掲載誌情報