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#総合診療
#書評:医薬品に関する臨床系論文の読み方—ランダム化比較試験からリアルワールドデータ研究まで
著者: 守矢英和1
所属機関: 1湘南鎌倉総合病院 総合内科
ページ範囲:P.213 - P.213
文献購入ページに移動 「自分が研修医の頃に、この本に出会っていたのなら…」というのが、私が本書を読んで最初に思った率直な感想である。私が研修医の頃は、まだシステマティックレビューやメタアナリシスといった統計解析手法が出始めたばかりで、医学統計や医学論文の読み方に関する書籍自体が少なかったことは確かだが。
そして月日が経ち、私も医師としての経験を少しは積み、クリニカルクエスチョンをもとに自分で臨床研究の実施計画書を準備するようになった。主要評価項目設定の意義やサンプルサイズの決定などについて、先輩医師から教えてもらったり、似たような論文を引っ張り出して見様見真似で作成したりしていた時の苦労を思うと、どれだけ無駄な時間を費やしたことか、と愕然とする次第である。
そして月日が経ち、私も医師としての経験を少しは積み、クリニカルクエスチョンをもとに自分で臨床研究の実施計画書を準備するようになった。主要評価項目設定の意義やサンプルサイズの決定などについて、先輩医師から教えてもらったり、似たような論文を引っ張り出して見様見真似で作成したりしていた時の苦労を思うと、どれだけ無駄な時間を費やしたことか、と愕然とする次第である。
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