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胸部異常陰影を伴う腹痛
著者: 柴田昌幸1 西川稿1
所属機関: 1上尾中央総合病院 消化器内科
ページ範囲:P.233 - P.234
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患者:80代、女性。
主訴:腹痛、嘔吐。
現病歴:1週間ほど前から上腹部痛があり、近医を受診したが胃腸炎と診断され、経過観察となっていた。しかし嘔吐も伴うようになり、近医を再受診。血液検査で軽度のHb低下と肝腎機能異常を認め、当院消化器内科に紹介となった。
既往歴:高血圧症。
身体所見:身長142cm、体重46kg。体温37.4℃、血圧152/64mmHg、脈拍数82回/分。腹部は軟・平坦だが、上腹部に圧痛あり。筋性防御や反跳痛はない。
検査所見:WBC 9,700/μL、Hb 10.5g/dL、Plt 20.5×104/μL、AST 767IU/L、ALT 531IU/L、BUN 66.2mg/dL、Cr 2.76mg/dL、CRP 2.24mg/dL。
画像所見:胸部単純X線(図1)。
患者:80代、女性。
主訴:腹痛、嘔吐。
現病歴:1週間ほど前から上腹部痛があり、近医を受診したが胃腸炎と診断され、経過観察となっていた。しかし嘔吐も伴うようになり、近医を再受診。血液検査で軽度のHb低下と肝腎機能異常を認め、当院消化器内科に紹介となった。
既往歴:高血圧症。
身体所見:身長142cm、体重46kg。体温37.4℃、血圧152/64mmHg、脈拍数82回/分。腹部は軟・平坦だが、上腹部に圧痛あり。筋性防御や反跳痛はない。
検査所見:WBC 9,700/μL、Hb 10.5g/dL、Plt 20.5×104/μL、AST 767IU/L、ALT 531IU/L、BUN 66.2mg/dL、Cr 2.76mg/dL、CRP 2.24mg/dL。
画像所見:胸部単純X線(図1)。
参考文献
1)Kohn GP, et al ; SAGES Guidelines Committee : Guidelines for the management of hiatal hernia. Surg Endosc 27(12) : 4409-4428, 2013. PMID 24018762
2)Siegal SR, et al : Modern diagnosis and treatment of hiatal hernias. Langenbecks Arch Surg 402(8) : 1145-1151, 2017. PMID 28828685
3)Roman S, et al : The diagnosis and management of hiatus hernia. BMJ 349 : g6154, 2014. PMID 25341679
4)Gordon C, et al : The role of the hiatus hernia in gastro-oesophageal reflux disease. Aliment Pharmacol Ther 20(7) : 719-732, 2004. PMID 15379832
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