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文献詳細

雑誌文献

総合診療33巻3号

2023年03月発行

文献概要

特集 —自信がもてるようになる!—エビデンスに基づく「糖尿病診療」大全—新薬からトピックスまで 【Ⅱ章】基本が大事!ちゃんとできてる?“おさらい”糖尿病診療

❺—2型糖尿病の合併症—腎臓

著者: 和田健彦1

所属機関: 1東海大学医学部内科学系 腎内分泌代謝内科

ページ範囲:P.301 - P.303

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「糖尿病性腎臓病(DKD)」とは
 糖尿病性腎症または糖尿病腎症(diabetic nephropathy:DN)は、網膜症(p.298)・神経障害(p.304)と並んで、2型糖尿病の「3大細小血管合併症」として重要な疾患である。
 DNは、長期の糖尿病罹患を背景に、臨床的には「微量アルブミン尿」の出現に始まり、「顕性蛋白尿」への進展と比較的速い腎機能低下を認め、最終的に末期腎不全へと至るという特徴を有する。1998年以降、新規維持透析導入患者の基礎疾患として最多の位置を占め続け、腎臓領域でも最も頻度が高く重要な疾患である。

参考文献

1)日本腎臓学会(編):エビデンスに基づくCKD診療ガイドライン2018.日腎会誌 60(8) : 1037-1193, 2018.
2)日本腎臓学会:CKD治療におけるSGLT2阻害薬の適正使用に関するrecommendation. 2022. https://jsn.or.jp/medic/data/SGLT2_recommendation20221129.pdf
3)日本腎臓学会(作成),日本医師会(監):かかりつけ医から腎臓専門医・専門医療機関への紹介基準.日本腎臓学会,2018. https://jsn.or.jp/data/180227-001.pdf

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:2188-806X

印刷版ISSN:2188-8051

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