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特集 —疾患別“イルネススクリプト”で学ぶ—「腹痛診療」を磨き上げる22症例 【症例集Ⅳ】高齢者×腹痛
❹腸間膜動脈閉塞症
著者: 新里盛朗1 仲里信彦2
所属機関: 1沖縄県立南部医療センター・こども医療センター 救急集中治療科 2沖縄県立南部医療センター・こども医療センター 総合内科
ページ範囲:P.562 - P.563
文献購入ページに移動患者:89歳、女性
主訴:腹痛、嘔吐、血便
既往歴:慢性心房細動、高血圧、関節リウマチ、認知症
薬剤歴:ワルファリン1 mg/日、アムロジピン2.5 mg/日、プレドニゾロン5 mg/日
現病歴:受診前日の午前中、入所している施設で食物残渣様の嘔吐があり、腹痛を訴えた。その後、腹痛が徐々に増悪し、18時・23時に粘血便を2回認めた。受診当日の朝も腹痛が改善しないため、救急外来を受診した。
身体所見:体温37.3℃、血圧150/95 mmHg(左右差なし)、脈拍数128回/分・不整、呼吸数30回/分、SpO2 96%(室内気)
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