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特集 —疾患別“イルネススクリプト”で学ぶ—「腹痛診療」を磨き上げる22症例 【症例集Ⅴ】さまざまなポピュレーション×腹痛
❶—糖尿病患者—ケトアシドーシス
著者: 藤井洋一1 原田拓1
所属機関: 1練馬光が丘病院 総合救急診療科 総合診療部門
ページ範囲:P.568 - P.569
文献購入ページに移動患者:50歳、女性。2型糖尿病。
主訴:腹痛、嘔吐
既往歴・併存症:2型糖尿病、慢性腎臓病、高血圧症
薬剤歴:SGLT2阻害薬、メトホルミン、アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬(ARB)
アレルギー歴:なし
現病歴:2型糖尿病に対して、2カ月前にSGLT2阻害薬が導入された。受診当日の朝より、心窩部痛と激しい嘔吐が出現し、改善しないため家族が救急要請した。
身体所見:身長173 cm、体重56 kg。GCS(Glasgow Coma Scale) E4V4M6、体温37.4℃、血圧124/67 mmHg、脈拍数122回/分、呼吸数30回/分、SpO2 97%(室内気)。
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