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Editorial
イノベーションを重ねて登場した“カラフル”な歴史を持つ薬剤群
著者: 徳田安春1
所属機関: 1臨床研修病院群プロジェクト 群星沖縄
ページ範囲:P.633 - P.633
文献購入ページに移動モノクローナル抗体薬の開発では、いくつかのイノベーションがあった。本特集のタイトルは「“モノクロ”な薬たち」としたが、その開発の歴史は実に“カラフル”であった。
まずはハイブリドーマだ1)。厳密には複数の細胞が融合してできた融合細胞のことであるが、通常は「B細胞と骨髄腫細胞の融合細胞」を指すことが多く、モノクローナル抗体を産生させることができる。この場合、融合剤を用いて強制的に融合させる手法が一般的である。1975年にKöhlerとMilsteinによって開発されたハイブリドーマにより、純粋なモノクローナル抗体を大量に得ることが可能になった。
まずはハイブリドーマだ1)。厳密には複数の細胞が融合してできた融合細胞のことであるが、通常は「B細胞と骨髄腫細胞の融合細胞」を指すことが多く、モノクローナル抗体を産生させることができる。この場合、融合剤を用いて強制的に融合させる手法が一般的である。1975年にKöhlerとMilsteinによって開発されたハイブリドーマにより、純粋なモノクローナル抗体を大量に得ることが可能になった。
参考文献
1)Lu RM, et al : Development of therapeutic antibodies for the treatment of diseases. J Biomed Sci 27(1) : 1, 2020. PMID 31894001
掲載誌情報