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特集 “消去法”で考え直す「抗菌薬選択」のセオリー—広域に考え、狭域に始める 【抗菌薬選択クイズⅠ】“消去法”で絞り込む抗菌薬選択
❼眼科感染症
著者: 佐々木香る1
所属機関: 1関西医科大学附属病院 眼科
ページ範囲:P.804 - P.807
文献購入ページに移動 眼科感染症における抗菌薬適正使用として、主として「点眼剤」の使い方を取り上げる。点眼剤の種類は少なく、本邦では極端にフルオロキノロン系薬の使用に偏っている。そのため結膜囊常在菌は、すでに高度に「フルオロキノロン耐性」を獲得している。
本稿では、「結膜充血」にプライマリ・ケア医としてどのように対応すべきか、初期治療における抗菌薬の要否をどのように考えるか、そして何を選択するか、またどのような場合に眼科受診を検討するかについて述べる。
本稿では、「結膜充血」にプライマリ・ケア医としてどのように対応すべきか、初期治療における抗菌薬の要否をどのように考えるか、そして何を選択するか、またどのような場合に眼科受診を検討するかについて述べる。
参考文献
1)佐々木香る(編):眼科抗菌薬適正使用マニュアル.三輪書店,2021
2)先天鼻涙管閉塞診療ガイドライン作成委員会:先天鼻涙管閉塞診療ガイドライン.日眼会誌126(11) : 991-1021, 2022.
3)Eguchi H, et al : In vitro antimicrobial activity of Quinolones against major bacterial isolates from the ocular surface bacterial flora of tertiary hospital patients in Japan. J Ocul Pharmacol Ther 37(2) : 84-89, 2021. PMID 33395563
4)Aoki T, et al : Current evidence for Corynebacterium on the ocular surface. Microorganisms 9(2) : 254, 2021. PMID 33513871
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