文献詳細
文献概要
オール沖縄!カンファレンス|レジデントの対応と指導医の考えVer.2.0・78
突然の上気道閉塞! 正しい対応は?
著者: 安次嶺裕1 清水徹郎1 徳田安春2
所属機関: 1医療法人徳洲会 南部徳洲会病院 救急診療科 2臨床研修病院群プロジェクト 群星沖縄臨床研究センター
ページ範囲:P.839 - P.843
文献購入ページに移動患者:79歳、女性。
主訴:意識障害。
現病歴:X年1月17日、患者自宅敷地内の駐車場を借りている人が、4日前より患者の家の電気が点いていないことから、患者宅を訪問。室内で倒れていた患者を発見し、救急要請した。16:35搬入。妹が最後に目撃したのはX-1年12月31日で、この時、患者は自宅の草むしりを行っていたとのこと。
患者背景:自宅独居。結婚歴なし。ADL自立。姉が1人、妹が2人いるが、もともと頑固な性格で、訪問すると怒るため、家族は1カ月に一度連絡を取る程度。妹の話では、認知症に加えて、ここ数カ月で足腰が弱ってきたため在宅介護サービスを調整したが、他人が家に上がることを嫌い頓挫した。
既往歴:X-5年に左大腿骨転子部骨折、骨接合術。心不全で入院歴があるとのことだが、詳細は不明。
薬剤歴:内服中の薬剤なし。
喫煙・飲酒歴:なし。
アレルギー歴:なし。
参考文献
掲載誌情報