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文献詳細

雑誌文献

総合診療33巻8号

2023年08月発行

文献概要

特集 都市のプライマリ・ケア—「見えにくい」を「見えやすく」 【セクション3】都市のプライマリ・ケアの役割—3つの視点から @ミクロ

❶医者と屋台と医師焼き芋—「東京都国分寺市」での“街に出る!”地域活動の実践

著者: 岩浪悟1 平沼仁実2

所属機関: 1東京都立多摩総合医療センター 救急・総合診療科 2武蔵国分寺公園クリニック

ページ範囲:P.936 - P.938

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その1 医者が屋台を引こう!(岩浪 悟)
◦「診療室の中」でのモヤモヤ
 本稿は、東京の都市部で「家庭医療/総合診療」の後期研修をしている医師7年目の専攻医の事例である。
 3次医療機関で各診療所からの紹介外来、地域の診療所で各科に振られないマルチプロブレムの患者さんを診る中で、「なぜこんなに複雑に絡まってから受診することになるのだろう?」と、日々モヤモヤすることが多かった。まさにSDH(social determinants of health)の下流を実感するような感覚で、実際こうした経験をしている医師は多くおられることと思う。

参考文献

1)一般社団法人日本プライマリ・ケア連合学会:新・家庭医療専門医制度—コンピテンシー. https://www.shin-kateiiryo.primary-care.or.jp/competency
2)孫 大輔,他:家庭医が街で屋台を引いたら—モバイル屋台による地域健康生成プロジェクト.日本プライマリ・ケア連合学会誌 41(3) : 136-139, 2018.
3)国分寺市まちづくり部まちづくり推進課,他:こくぶんじカレッジ(こくカレ). https://kokubunji-college.net/
4)医師焼き芋—芋とお節介を焼いています。ホームページ. https://dr-yakiimo.mystrikingly.com/

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:2188-806X

印刷版ISSN:2188-8051

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