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特集 都市のプライマリ・ケア—「見えにくい」を「見えやすく」 【セクション3】都市のプライマリ・ケアの役割—3つの視点から @ミクロ
❶医者と屋台と医師焼き芋—「東京都国分寺市」での“街に出る!”地域活動の実践
著者: 岩浪悟1 平沼仁実2
所属機関: 1東京都立多摩総合医療センター 救急・総合診療科 2武蔵国分寺公園クリニック
ページ範囲:P.936 - P.938
文献購入ページに移動◦「診療室の中」でのモヤモヤ
本稿は、東京の都市部で「家庭医療/総合診療」の後期研修をしている医師7年目の専攻医の事例である。
3次医療機関で各診療所からの紹介外来、地域の診療所で各科に振られないマルチプロブレムの患者さんを診る中で、「なぜこんなに複雑に絡まってから受診することになるのだろう?」と、日々モヤモヤすることが多かった。まさにSDH(social determinants of health)の下流を実感するような感覚で、実際こうした経験をしている医師は多くおられることと思う。
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