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文献詳細

雑誌文献

総合診療34巻1号

2024年01月発行

文献概要

投稿 GM Clinical Pictures

浮腫の所見から鑑別に有用と思われる検査は何か?

著者: 松本知己1 市村尚之1 玉野井徹彦1

所属機関: 1山口県厚生農業協同組合連合会 周東総合病院 総合診療内科

ページ範囲:P.97 - P.98

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CASE
患者:90歳、男性。
主訴:転倒・両下腿浮腫。
現病歴:1年前から両下腿浮腫が出現したが、放置していた。転倒を契機に体動困難となり入院。
両下腿浮腫について相談があった。
既往歴:心筋梗塞、糖尿病、末梢動脈疾患。
生活歴:妻・娘と3人暮らし。
身体所見:Japan Coma Scale(JCS)Ⅰ。体温36.6℃、血圧134/69mmHg、脈拍数60回/分。
両下腿・足背に圧痕を残さない浮腫あり。皮膚は乾燥し角質増生を伴う(図1)。
血液検査:BNP上昇なし。腎機能正常。低Alb血症なし。D-dimer上昇なし。

参考文献

1)Smith TJ, et al : Connective tissue, glycosaminoglycans, and diseases of the thyroid. Endocr Rev 10(3) : 366-391,1989. PMID 2673756
2)Heymann WR : Cutaneous manifestations of thyroid disease. J Am Acad Dermatol 26(6) : 885-902,1992. PMID 1607406

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:2188-806X

印刷版ISSN:2188-8051

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