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特集 日常診療で出合う筋骨格疾患—脳神経内科と整形外科からのアプローチ 【頸部〜上肢の病態】
❷手・指の疼痛
著者: 樫山尚弘1
所属機関: 1JCHO東京高輪病院 整形外科
ページ範囲:P.150 - P.153
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●外来で遭遇する頻度の高い手・指の疾患に、ばね指やde Quervain病がある。
●主たる病態は腱や腱鞘の肥厚、滑膜増生を背景とした腱の滑走障害である。
●女性、手指をよく使う作業をしている人に多く見られる。
●圧痛部位を正確に捉えることが診断の肝である。
●超音波検査を用いることで、より確実な診断と質の高い治療を提供することができる。
●外来で遭遇する頻度の高い手・指の疾患に、ばね指やde Quervain病がある。
●主たる病態は腱や腱鞘の肥厚、滑膜増生を背景とした腱の滑走障害である。
●女性、手指をよく使う作業をしている人に多く見られる。
●圧痛部位を正確に捉えることが診断の肝である。
●超音波検査を用いることで、より確実な診断と質の高い治療を提供することができる。
参考文献
1)千葉有希子,他:ストレッチは弾発指に対する保存治療として有効である.日手外科会誌 31(6) : 935-940,2015.
2)Lee DH, et al : Sonographically guided tendon sheath injections are more accurate than blind injections ; implications for trigger finger treatment. J Ultrasound Med 30(2) : 197-203, 2011. PMID 21266557
3)Baabdullah A, et al : The association between smart phone addiction and thumb/wrist pain ; a cross-sectional study. Medicine (Baltimore) 99(10) : e19124, 2020. PMID 32150053
4)城石達光,他:de Quervain病における第1区画の臨床的意義.整形外科と災害外科51(3) : 570-574, 2002.
5)Louis DS : Incomplete release of the first dorsal compartment ; a diagnostic test. J Hand Surg Am 12(1) : 87-88, 1987. PMID 3805647
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