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特集 日常診療で出合う筋骨格疾患—脳神経内科と整形外科からのアプローチ 【頸部〜上肢の病態】
❸手根管症候群
著者: 杉田陽一郎1
所属機関: 1東京ベイ・浦安市川医療センター神経内科
ページ範囲:P.154 - P.156
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●両側性の場合は二次性の原因を考慮する。
●圧倒的に感覚症状を主体に受診することが多い。
●しびれでは、「感覚鈍麻なのか?」「異常感覚なのか?」を区別する。
●病歴の3ポイント(❶夜間〜朝の増悪、❷手を使う動作で増悪、❸flick sign)を確認する。
●神経伝導検査では事前の臨床情報が何よりも重要である。
●両側性の場合は二次性の原因を考慮する。
●圧倒的に感覚症状を主体に受診することが多い。
●しびれでは、「感覚鈍麻なのか?」「異常感覚なのか?」を区別する。
●病歴の3ポイント(❶夜間〜朝の増悪、❷手を使う動作で増悪、❸flick sign)を確認する。
●神経伝導検査では事前の臨床情報が何よりも重要である。
参考文献
1)Currie KB, et al : Common hand conditions ; a review. JAMA 327(24) : 2434-2445, 2022. PMID 35762992
2)The Guarantors of Brain. 2010/幸原幸夫(翻訳):末梢神経と筋のみかた,原著第5版(日本語版).診断と治療社,2015.
3)塩尻俊明(監),杉田陽一郎(著):病態生理と神経解剖からアプローチする レジデントのための神経診療.医学書院,2023.
4)D'Arcy CA, et al : The rational clinical examination ; does this patient have carpal tunnel syndrome? JAMA 283(23) : 3110-3117, 2000. PMID 10865306
5)Atroshi I, et al : Prevalence of carpal tunnel syndrome in a general population. JAMA 282(2) : 153-158, 1999. PMID 10411196
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