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特集 日常診療で出合う筋骨格疾患—脳神経内科と整形外科からのアプローチ 【腰部〜下肢の病態】
❶大腿骨近位部骨折
著者: 赤嶺尚里1
所属機関: 1社会医療法人 ハートライフ病院 整形外科
ページ範囲:P.167 - P.170
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●高齢者の転倒による大腿部痛は、大腿骨近位部骨折を鑑別に挙げる。
●超高齢社会のなかで、骨粗鬆症を背景とする大腿骨近位部骨折の患者数は、極めて増加傾向である。
●大腿骨近位部骨折は、手術適応だった場合に早期の治療介入が予後の改善につながるため、早めの整形外科コンサルトが望まれる。
●併存疾患を含めて、周術期のコントロールには内科医との連携が不可欠である。
●高齢者の転倒による大腿部痛は、大腿骨近位部骨折を鑑別に挙げる。
●超高齢社会のなかで、骨粗鬆症を背景とする大腿骨近位部骨折の患者数は、極めて増加傾向である。
●大腿骨近位部骨折は、手術適応だった場合に早期の治療介入が予後の改善につながるため、早めの整形外科コンサルトが望まれる。
●併存疾患を含めて、周術期のコントロールには内科医との連携が不可欠である。
参考文献
1)日本整形外科学会診療ガイドライン委員会,他(編),日本整形外科学会,他(監):大腿骨頚部/転子部骨折診療ガイドライン2021,改訂第3版.南江堂,2021.
2)Hgino H, et al : Survey of hip fractures in japan ; recent trends in prevalence and treatment. J Orthop Sci 22(5) : 909-914, 2017. PMID 28728988
3)Nicholson JA, et al : What is the role of ultrasound in fracture management? ; diagnosis and therapeutic potential for fractures, delayed unions, and fracture-related infection. Bone Joint Res 8(7) : 304-312, 2019. PMID 31463038
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