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特集 日常診療で出合う筋骨格疾患—脳神経内科と整形外科からのアプローチ 【腰部〜下肢の病態】
❹血管炎性ニューロパチー
著者: 柴田真1
所属機関: 1国立病院機構高崎総合医療センター 神経内科
ページ範囲:P.180 - P.183
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●急性〜亜急性に進行する多発単神経障害では血管炎を鑑別に挙げる。
●この疾患を疑った場合は、当日中に緊急で専門医に紹介する!
●原因疾患としてANCA関連血管炎が多い。
●初期には腓骨神経麻痺による下垂足など、単神経障害で発症する例がある。
●腓骨神経麻痺を腰椎症によるL5神経根障害と誤診しないように注意する。
●急性〜亜急性に進行する多発単神経障害では血管炎を鑑別に挙げる。
●この疾患を疑った場合は、当日中に緊急で専門医に紹介する!
●原因疾患としてANCA関連血管炎が多い。
●初期には腓骨神経麻痺による下垂足など、単神経障害で発症する例がある。
●腓骨神経麻痺を腰椎症によるL5神経根障害と誤診しないように注意する。
参考文献
1)Jennette JC, et al : 2012 Revised International Chapel Hill Consensus Conference Nomenclature of Vasculitides. Arthritis Rheum 65(1) : 1-11, 2013. PMID 23045170
2)神田隆:末梢神経障害—解剖生理から診断,治療,リハビリテーションまで.医学書院,2022. 〈末梢神経障害の病態について詳しく記載されている〉
3)小池春樹:Non-systemic vasculitic neuropathy. Brain and Nereve 68(3) : 233-241, 2016. 〈NSVNの概念について詳しく記載されている〉
4)杉田陽一郎(著),塩尻俊明(監):病態生理と神経解剖からアプローチする レジデントのための神経診療.医学書院,2023. 〈腓骨神経麻痺とL5神経根障害の鑑別の仕方についてわかりやすく記載されている〉
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