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文献詳細

雑誌文献

総合診療34巻4号

2024年04月発行

文献概要

臨床教育お悩み相談室|どうする!?サロン・14

「働き方改革」って、いったい誰得? 何得?

著者: 佐田竜一1 木村武司2 長野広之3

所属機関: 1大阪大学大学院 変革的感染制御システム開発学 2名古屋大学医学部附属病院 卒後臨床研修・キャリア形成支援センター 3京都大学 大学院医学研究科 医療経済学分野(博士課程)

ページ範囲:P.452 - P.456

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今月のお悩み
 9年目の救急医です。救急外来で研修医の指導をしています。2024年4月から医師の「働き方改革」が本格化し、研修医の時間外労働時間も厳しく制限されることになりました。レクチャーなども時間内にする必要があり、今までと同じ量を行うのが難しくなっています。研修や医療の質が担保できるのか、研修医がきちんと成長できるのか、心配です。「これでいいのかなあ…」と、少し指導医として不全感もあります。何かアドバイスいただければ嬉しいです。
[ペンネーム:働きアリ]

参考文献

1)厚生労働省:医師の働き方改革—患者さんと医師の未来のために 詳細編(Q&A付き). https://iryou-kinmukankyou.mhlw.go.jp/commentary_slide
2)厚生労働省:追加的健康確保措置(連続勤務時間制限・勤務間インターバル規制等)の運用について.2021. https://www.mhlw.go.jp/content/10800000/000806367.pdf
3)厚生労働省:医師の勤務実態について.第18回医師の働き方改革の推進に関する検討会 資料2,2023. https://www.mhlw.go.jp/content/10800000/001156159.pdf
4)厚生労働省 医政局 医事課 医師等働き方改革推進室:医師の働き方改革について.2021. https://www.mhlw.go.jp/content/10800000/000818136.pdf
5)Nagasaki K, et al : The effects of resident work hours on well-being, performance, and education ; a review from a Japanese perspective. J Gen Fam Med 24(6) : 323-331, 2023. PMID 38025934
6)Fletcher KE, et al : Systematic review; effects of resident work hours on patient safety. Ann Intern Med 141(11) : 851-857, 2004. PMID 15583227
7)Moonesinghe SR, et al : Impact of reduction in working hours for doctors in training on postgraduate medical education and patients' outcomes ; systematic review. BMJ 342 : d1580, 2011. PMID 21427046

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:2188-806X

印刷版ISSN:2188-8051

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