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文献詳細

雑誌文献

総合診療34巻5号

2024年05月発行

文献概要

特集 —優柔不断にサヨウナラ!—あなたの「臨床判断」を高めるケーススタディ11選 【各論:「意思決定表」を用いた場面別ロジカルアプローチ】 「診療の場/状況別」臨床判断ケーススタディ

❸在宅急変—搬送/入院? 自宅で粘る?

著者: 合田建1

所属機関: 1神戸大学医学部附属 医学教育推進センター

ページ範囲:P.533 - P.538

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 在宅急変においては、医療資源が限られ、「不確実性」(p.556)が高い状況で意思決定に迷う場面が多い。エビデンスがある部分/ない部分を意識しながら、患者さんを取り巻く環境も考慮しつつ意思決定をしていく必要がある。本稿では、在宅診療の現場で困りがちなケースを通して、臨床判断を追体験してみてほしい。また、病院で患者を受け入れる側も、このような意思決定の過程があるということを意識して診療に活かしてもらいたい。

参考文献

1)Hoffmann TC, et al : The connection between evidence-based medicine and shared decision making. JAMA 312(13) : 1295-1296, 2014. PMID 25268434
2)Murray SA, et al : Illness trajectories and palliative care. BMJ 330(7498) : 1007-1011, 2005. PMID 15860828
3)Gwilliam B, et al : Development of prognosis in palliative care study (PiPS) predictor models to improve prognostication in advanced cancer ; prospective cohort study. BMJ 343 : d4920, 2011. PMID 21868477

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:2188-806X

印刷版ISSN:2188-8051

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