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文献詳細

雑誌文献

総合診療34巻9号

2024年09月発行

文献概要

ゲストライブ〜Improvisation〜・27

クリニカル・パールの原点—医学における「言葉」の効用

著者: 佐藤泰吾1 玉井道裕2 佐田竜一3

所属機関: 1諏訪中央病院 2諏訪中央病院総合診療科 3大阪大学大学院医学系研究科変革的感染制御システム開発学寄附講座

ページ範囲:P.977 - P.984

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 「evidence based medicine」とは言われるが、臨床の問題はevidenceだけですべて解決するわけではない。以前は今よりevidenceが希薄な領域が多く、手探り状態で臨床の中を進んできたのではないだろうか。そんな暗闇の中を一緒に進んでくれるのが、上司や指導医の存在である。指導医の言葉が懐中電灯のような小さな光となって暗闇を照らし、私たちは歩むことができている。私に尊敬すべき指導医や上司がいるように、その指導医にもまた指導医がいたはずだ。脈々と受け継がれてきた大切な言葉は、いつしか「クリニカル・パール」となっていく。自分が聞いて心に残った言葉から、臨床教育の中でふと発した自分の言葉。その言葉が生まれた背景や要因は何か? 本座談会では、「クリニカル・パールの原点」を探す旅に出かけたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:2188-806X

印刷版ISSN:2188-8051

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