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特集 今伝えたいクリニカル・パール—つくり方、使い方、活かし方 【継承された“とっておきパール”】
❸高齢×男性×喫煙者。臍から下の急な症状はAAAカメレオンを除外せよ!
著者: 柴﨑俊一1
所属機関: 1ひたちなか総合病院 総合内科
ページ範囲:P.1038 - P.1038
文献購入ページに移動 中規模病院でホスピタリストとして働いているさなか、自院他院問わず、診断エラーが目に付くようになった。患者はもちろん、医師たちを診断エラーで訴訟にならないよう守る必要があると感じた。トラブルになりやすい疾患はだいたい決まっており、くも膜下出血、急性心筋梗塞、大動脈解離、肺塞栓症、腹部大動脈瘤、虫垂炎、絞扼性腸閉塞、急性喉頭蓋炎、化膿性脊椎炎などらしい1,2)。これらのピットフォールにハマらないようあれこれ模索するなかで、このクリニカル・パールが生まれた。
参考文献
1)Brown TW, et al : Acad Emerg Med 17(5) : 553-560, 2010. PMID 20536812
2)Wong KE, et al : West J Emerg Med 22(2) : 333-338, 2021. PMID 33856320
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