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オール沖縄!カンファレンス|レジデントの対応と指導医の考えVer.2.0・92
「首下がり」は首の病気なのか?
著者: 金沢章弘1 安次嶺宏哉1 嵩原安彦1 徳田安春 仲里信彦2 鈴木智晴 佐藤直行
所属機関: 1沖縄協同病院総合内科 2医療法人 敬愛会 なかがみ西病院
ページ範囲:P.1069 - P.1073
文献購入ページに移動患者:70歳、女性。
主訴:呼吸困難、食事がとれない。
現病歴:来院2カ月ほど前に転倒、その後特に問題なく経過していたが、X-14日前から首が前下がりになり持ち上げにくくなってきた。X-5日目に当院整形外科を受診。頸部のX線写真・CT画像では特に問題はないと判断され、帰宅となった。帰宅後周囲は苦しそうな印象を持っていたが、本人は自覚症状なく生活していた。X日に呼吸困難を訴え、当院救急外来を受診した。
既往歴:未破裂脳動脈瘤(ステント併用瘤内塞栓術施行後)、被殻出血、内頸動脈狭窄、高血圧症、脂質異常症。
内服薬:スピロノラクトン25mg 0.5錠1日1回(朝食後)、アロプリノール50mg 1錠1日1回(朝食後)、カプトプリル12.5mg 2錠1日2回(朝・夕食後)、ニフェジピン10mg 2錠1日2回(朝・夕食後)、アトルバスタチン5mg 0.5錠1日1回(夕食後)、ミラべグロン50mg 1錠1日1回(昼食後)。
生活歴:喫煙なし。
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