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文献詳細

雑誌文献

循環器ジャーナル66巻4号

2018年10月発行

文献概要

特集 循環器救急の最前線—初期診療と循環管理を極める Ⅲ.初期診療に必須の検査と処置をマスターする

画像診断

著者: 山科章12

所属機関: 1東京医科大学医学教育推進センター 2東京医科大学健診予防医学センター

ページ範囲:P.538 - P.544

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Point
・循環器救急では一瞬の遅れが致命的になる場合が稀でない.症状,身体所見,簡単な検査(迅速血液検査,心電図など)をもとに頻度と緊急性の2本の軸で鑑別診断を考える.
・その検査で何が評価できるかを事前に整理したうえで,適切な画像診断を選択する.
・患者のその後の診断・管理の方針に影響を与えない検査は控える.
・検査を行えば,重大な所見を見落とさないよう細心の注意をもって評価する.
・緊急血行再建が必要な急性冠症候群では画像診断は最低限とし侵襲的冠動脈造影を優先し,door to balloon timeの短縮を図る.

参考文献

1) 日本循環器学会:冠動脈病変の非侵襲的診断法に関するガイドライン.2009
2) 日本循環器学会:急性・慢性心不全診療ガイドライン(2017年改訂版).2018
3) 診断の手引き:中性脂肪蓄積心筋血管症 第4版(http://www.cnt-osaka.com/TGCV診断手引き-第4版.pdf)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:2432-3292

印刷版ISSN:2432-3284

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