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文献詳細

雑誌文献

循環器ジャーナル67巻1号

2019年01月発行

文献概要

特集 循環器の現場からの検証:そのエビデンスを日本で活用するには?

序文 フリーアクセス

著者: 香坂俊1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部 循環器内科

ページ範囲:P.4 - P.6

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 Evidence-Based Medicine(EBM)という言葉が市民権を得て,日常的に医療の現場で用いられるようになって久しい.しかし,冷静にここ数年の趨勢を振り返ってみると,わが国で「EBM」という用語が使われる際にはどこか,
「理想化された状況での話なのではないか?」
あるいは
「海外ならまぁ,でも日本ではちょっとね」
などといったニュアンスが込められることが多い(ように編者には感じられる).実際に循環器領域の研究会や学会などでの議論でも,大規模ランダム化研究(RCT)などの解釈となると,どこか「なかなか臨床の現場では活用できない」という虚しさや寒々しさが漂うことが多い.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:2432-3292

印刷版ISSN:2432-3284

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