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文献詳細

雑誌文献

循環器ジャーナル68巻2号

2020年04月発行

文献概要

特集 心エコー図で何を見る?—スクリーニングから精査まで

序文

著者: 渡辺弘之1

所属機関: 1東京ベイ・浦安市川医療センターハートセンター

ページ範囲:P.188 - P.189

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 心エコー図は循環器疾患に必須の画像診断で,心機能や心疾患が可視化することで,情報共有に基づくチーム医療に臨床的有用性が広く認められている.心疾患の管理に関連するガイドラインには必ず心エコー図が取り上げられているだけでなく,実際に心臓を扱うほとんどの医療施設には心エコー図が整備されている.
 この画像診断の利点は非侵襲な点,ベッドサイドで実施可能なこと,特別な準備を必要としない簡便性である.放射線や造影剤を使うことがないため,最初の画像診断として用いられることが多い.またベッドサイドでモニタリング中の重症例にもその場で検査することができる.検査には,診断機器と電源があればよく,繰り返す検査にも患者は耐えることができる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:2432-3292

印刷版ISSN:2432-3284

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