文献詳細
特集 不整脈治療の最新デバイステクノロジーとリードマネジメント
Ⅳ.リードマネジメント
文献概要
Point
・リードマネジメントは,トラブル発生時に問題解決することだけではなく,初回植込み時から始まる.
・リードの構造を良く理解し,患者の病態に最適なリードを選択し,ペースメーカ機能を十分に発揮させることができる部位に植込む.ただし,植込み時より将来抜去しなければならない可能性を考慮しながら手術を行うことが重要である.
・ペースメーカ交換は決して簡単な手術ではなく,感染防御,出血予防をしながらリードを大切に扱う手技が必要である.
・アップグレード時,リードトラブル時には,単純にリードを追加するのではなく,不要になったリードを抜去してリードを「交換」する選択肢も考えながら手術を行う.
・リードマネジメントは,トラブル発生時に問題解決することだけではなく,初回植込み時から始まる.
・リードの構造を良く理解し,患者の病態に最適なリードを選択し,ペースメーカ機能を十分に発揮させることができる部位に植込む.ただし,植込み時より将来抜去しなければならない可能性を考慮しながら手術を行うことが重要である.
・ペースメーカ交換は決して簡単な手術ではなく,感染防御,出血予防をしながらリードを大切に扱う手技が必要である.
・アップグレード時,リードトラブル時には,単純にリードを追加するのではなく,不要になったリードを抜去してリードを「交換」する選択肢も考えながら手術を行う.
参考文献
1) Kusumoto FM, Schoenfeld MH, Wilkoff BL, et al:2017 HRS expert consensus statement on cardiovascular implantable electronic device lead management and extraction. Heart Rhythm 14:e503-e551, 2017
2) Baruteau AE, Fouchard S, Behaghel A, et al:Characteristics and long-term outcome of non-immune isolated atrioventricular block diagnosed in utero or early childhood:a multicentre study. Eur Heart J 33:622-629, 2012
3) Nakajima H, Taki M:Incidence of cardiac implantable electronic device infections and migrations in Japan:Results from a 129 institute survey. J Arrhythmia 32:303-307, 2016
4) Sridhar AR, Lavu M, Yarlagadda V, et al:Cardiac Implantable Electronic Device-Related Infection and Extraction Trends in the U.S. Pacing Clin Electrophysiol 40:286-293, 2017
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