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文献詳細

雑誌文献

循環器ジャーナル68巻3号

2020年07月発行

文献概要

連載 臨床研究の進め方:ピットフォールに落ちないための工夫・2

研究アイデアを具現化し計画の骨子を考える②

著者: 庄司聡1 植田育子1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部循環器内科

ページ範囲:P.574 - P.579

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はじめに なぜ医師にとって身近であるはずの臨床研究は進まないのか? さらに,どのようにすれば臨床研究を最後まで進めることができるのか.
 研究者である多くの医師は,研究を開始する前の準備段階で,そのピットフォールに落ちてしまっている.そして残念ながらそのことに気付かずにいる医師(=研究者)が多数存在している現状がある.本連載では,臨床研究のピットフォールに落ちないために,
 ① 医師自らのアイデアを具現化し臨床研究の計画の骨子を立てる.
 ② 臨床研究実施に必要な文書類を系統的に整備する.
 ③ 研究を効率的に運用するために必要な体制構築を認識しておく.
という3つのポイントを,幾度も臨床研究の立ち上げに携わってきた臨床研究コーディネーター(clinical research coordinater;CRC)の立場から紹介する.

参考文献

1) 香坂 俊:PCI-Stent後の至適薬剤を検証する前向き無作為化研究(UMIN000008321).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:2432-3292

印刷版ISSN:2432-3284

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