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文献詳細

雑誌文献

循環器ジャーナル68巻4号

2020年10月発行

文献概要

連載 臨床研究の進め方:ピットフォールに落ちないための工夫・3

研究アイデアを具現化し計画の骨子を考える③

著者: 植田育子1 香坂俊1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部循環器内科

ページ範囲:P.735 - P.740

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はじめに なぜ医師にとって身近であるはずの臨床研究は進まないのか? どのようにすれば臨床研究を最後まで進めることができるのか.
 研究者である多くの医師は,実は研究を開始する前の準備段階でピットフォールに落ちてしまっている.さらに悪いことに,そのことに気付かずそのまま研究を進めようとしているケースも多い.本連載では,こうしたピットフォールに落ちないために,
 ① 医師自らのアイデアを具現化し臨床研究の計画の骨子を立てる
 ② 臨床研究実施に必要な文書類を系統的に整備する
 ③ 研究を効率的に運用するために必要な体制構築を認識しておく
という3つのポイントを,臨床研究の立ち上げに数多く携わってきた臨床研究コーディネーター(clinical research coordinator;CRC)の立場から紹介する.

参考文献

1) Hirota Y, Sawano M, Numasawa Y, et al:Characteristics and in-hospital outcomes in young patients presenting with acute coronary syndrome treated by percutaneous coronary intervention. Cardiovasc Interv Ther 33:154-162, 2018
2) 庄司 聡,植田育子:研究アイデアを具現化し研究の骨子を考える②.循環器ジャーナル68:574-579, 2020
3) 植田育子:冠動脈ステント留置術後の抗血栓療法中における下部消化管出血臨床像とその発症率同定(18K 10091)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:2432-3292

印刷版ISSN:2432-3284

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