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文献詳細

雑誌文献

循環器ジャーナル69巻1号

2021年01月発行

文献概要

連載 臨床研究の進め方:ピットフォールに落ちないための工夫・4

研究計画書(プロトコル)・症例報告書・説明文書と同意書の3点セット:ここが次のステップだ!①

著者: 植田育子1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部循環器内科

ページ範囲:P.150 - P.155

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はじめに なぜ医師にとって身近であるはずの臨床研究は進まないのか? どのようにすれば臨床研究を最後まで進めることができるのか?
 研究者という立場でもある多くの医師は,実は研究を開始する前の準備段階で多かれ少なかれ「ピットフォール」に落ちてしまっている.そして,そのことに気付かずそのまま研究を進めようとしているケースが実に多い.本連載では,こうしたピットフォールを避けるために,
 ① 医師自らのアイデアを具現化し臨床研究の計画の骨子を立てる.
 ② 臨床研究実施に必要な文書類を系統的に整備する.
 ③ 研究を効率的に運用するために必要な体制構築を認識しておく.
という3つのポイントを提案し,臨床研究の立ち上げに数多く携わってきた臨床研究コーディネーター(Clinical Research Coordinator;CRC)の立場から事例を中心に紹介する.

参考文献

1) Maron DJ, Hochman JS, Reynolds HR, et al:ISCHEMIA Research Group. Initial Invasive or Conservative Strategy for Stable Coronary Disease. N Engl J Med 382:1395-1407, 2020

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:2432-3292

印刷版ISSN:2432-3284

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