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特集 プレシジョン・メディシン時代における腫瘍循環器学の重要性
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著者: 佐瀬一洋1
所属機関: 1順天堂大学大学院医学研究科臨床薬理学
ページ範囲:P.504 - P.505
循環器領域では,以前からアントラサイクリン系薬剤の心毒性や放射線治療に伴う心血管障害の存在は知られていた.しかしながら,最近登場した分子標的薬や免疫チェックポイント阻害薬などでは,いわゆるがん治療関連心血管疾患(CTRCD)として,心不全,動脈硬化症,心臓弁膜症,高血圧症,不整脈,血栓塞栓症,末梢血管障害および心膜疾患などのまったく新しい病態が出現しつつある.
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