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文献詳細

雑誌文献

循環器ジャーナル70巻1号

2022年01月発行

文献概要

特集 心筋症診療のフロントライン—概念から最新の治療まで Ⅵ章 肥大とHFrEFのどちらでも出会うかも?

ミトコンドリア心筋症

著者: 佐野元昭1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部循環器内科

ページ範囲:P.145 - P.148

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Point
・肥大型心筋症,拡張型心筋症の鑑別すべき2次性心筋症としてミトコンドリア心筋症がある.
・ミトコンドリア病はミトコンドリアの機能不全を原因とした全身疾患であり,母系遺伝形式の糖尿病や感音性難聴の併存などが診断の手掛かりとなる.
・基本的には対症療法しかないが,ミトコンドリア病の一種MELASに対しては,タウリンが保険適応となっている.

参考文献

1)日本循環器学会,日本心不全学会,日本心臓病学会,他:日本循環器学会/日本心不全学会合同ガイドライン 心筋症診療ガイドライン(2018年改訂版).2019年3月29日発行,2021年6月22日更新 https://www.j-circ.or.jp/cms/wp-content/uploads/2018/08/JCS2018_tsutsui_kitaoka.pdf
2)日本医療研究開発機構:タウリンによるMELAS脳卒中様発作の再発抑制療法が実用化. https://www.amed.go.jp/pr/2018_seikasyu_09-01.html
3)日本内分泌学会:ミトコンドリア糖尿病. http://www.j-endo.jp/modules/patient/index.php?content_id=97

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:2432-3292

印刷版ISSN:2432-3284

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