今日の診療
治療指針

ラブリズマブ


特 徴

 抗補体(C5)モノクローナル抗体製剤.健常な者では赤血球を自己の免疫攻撃から守るために赤血球表面にグリコシルホスファチジルイノシトールという蛋白が発現して活性化した補体による赤血球破壊を防いでいる.発作性夜間ヘモグロビン尿症の患者では,このグリコシルホスファチジルイノシトールが後天的な原因で欠損して,活性化補体C5bの攻撃を受けて常に溶血が起きる状態となっている.ラブリズマブは,活性化補体C5bの前駆体である補体C5を選択的に阻害す

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