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GL高血圧治療ガイドライン2019
ニュートピックス
・最大の家庭収縮期血圧170mmHg以上や,早朝と晩の家庭収縮期血圧差(ME差)20mmHg以上など,血圧変動が大きい早朝高血圧では循環器リスクが増加している.
・ハイリスク高血圧患者の循環器リスクは,早朝家庭収縮期血圧が125mmHg未満で最小となる.
・SGLT2阻害薬で高血圧合併糖尿病患者の早朝血圧が低下する.
・アンジオテンシン受容体ネプリライシン阻害薬(ARNI:angiotensin receptor neprilysin inhibitor)で早朝・夜間血圧が低下する.
・高血圧治療アプリ(高血圧デジタル療法)でも早朝血圧が低下する.
治療のポイント
・すべての高血圧患者には家庭血圧を指針とした降圧治療が推奨される.
・まず,家庭血圧を測定し,早朝高血圧の診断をつける.
・著しい血圧変動や治療抵抗性高血圧,臓器障害,循環器疾患を