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GL肝癌診療ガイドライン 2021年版
ニュートピックス
・2021年10月,「肝癌診療ガイドライン」が4年ぶりに大改訂をされた(第5版).治療アルゴリズムの骨子については大幅に変更されていないが,推奨治療をエビデンスに基づき原則として2つまで表記されたわかりやすいものに改訂されている.
・進行肝細胞癌に対する薬物治療においては,次々と新規薬剤が保険承認され,現在6レジメンが実臨床で用いることができる.「肝癌診療ガイドライン」(第5版)では新たに「肝細胞癌薬物療法アルゴリズム」が作成された.
治療のポイント
・肝細胞癌は,腫瘍因子(肝内最大腫瘍径,腫瘍数,脈管浸潤,遠隔転移)と肝予備能を評価し,治療法を選択する.
・主な治療選択として外科的切除,経皮的焼灼術,経血管的治療,および薬物治療があり,同一症例における臨床経過において複数の専門医が治療に携わる場面がしばしばある.外科医,放射線科