作成グループ名
日本消化器病学会 胃食道逆流症(GERD)診療ガイドライン委員会(作成委員長:岩切勝彦).
作成時期
2021年4月.
改訂予定の有無
予定なし.
準拠したエビデンスの質,推奨の強さなど
A.エビデンスの質
総体としてのエビデンス評価は,GRADE(The Grading of Recommendations Assessment,Development and Evaluation)アプローチの考え方を参考に評価し,CQ各項目に対する総体としてのエビデンスの質を決定し表記した.
A:質の高いエビデンス(High)
真の効果がその効果推定値に近似していると確信できる.
B:中程度の質のエビデンス(Moderate)
効果の推定値が中程度信頼できる.
真の効果は,効果の効果推定値におおよそ近いが,それが実質的に異なる可能性もある.
C:質の低いエビデンス(Low)
効果推定値に対する信頼は限定的である.
真の効果は,効果の推定値と,実質的に異なるかもしれない.
D:非常に質の低いエビデンス(Very Low)
効果推定値がほとんど信頼できない.
真の効果は,効果の推定値と実質的におおよそ異なりそうである.
B.推奨の強さ
推奨の強さは,①エビデンスの確かさ,②患者の希望,③益と害,④コスト評価の4項目を評価項目とした.推奨度の強さは以下の通り.
推奨の強さは「強:強い推奨」,「弱:弱い推奨」の2通りであるが,「強く推奨する」や「弱く推奨する」という文言は馴染まないため,下記の通り表記した.投票結果を「合意率」として推奨の強さの次に括弧書きで記載した.
1(強い推奨):“実施する”ことを推奨する“実施しない”ことを推奨する
2(弱い推奨):“実施する”ことを提案する“実施しない”ことを提案する
ガイドライン改訂の背景
2015年10月に胃食道逆流症(GERD)診療ガイドライン201
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