適応
1手術後及び外傷後の炎症及び腫脹の寛解
2変形性関節症,腰痛症,症候性神経痛,頭痛(他剤が無効な場合),副鼻腔炎,月経痛,分娩後疼痛,歯痛の消炎・鎮痛・解熱
3(シは3のみ)急性上気道炎(急性気管支炎を伴う急性上気道炎を含む)の解熱・鎮痛
用法
12初回500mg その後6時間毎に1回250mg(増減) 31回500mg頓用(増減) ►但し原則として1日2回まで 1日最大1,500mgを限度 小児1回0.2mL(メフェナム酸として6.5mg)/kgを標準とし頓用(増減) ►但し,原則として1日2回まで ►空腹時投与回避 注意他の消炎鎮痛薬との併用は避けることが望ましい
禁忌
1)消化性潰瘍(直接作用及びPG生合成抑制により,胃の血流量が減少し悪化)
2)重篤な血液異常(PG生合成抑制による血小板機能障害等悪化)
3)重篤な肝障害
4)重篤な腎障害
5)重篤な心機能不全
6)過敏症
7)アスピリン喘息(NSAIDs等による喘息発作誘発)又はその既往歴(気管支拡張作用を低下させ喘息発作誘発)
8)重篤な高血圧症(腎のPG生合成抑制により,水,Naの貯留が起こり,浮腫,血圧上昇)
9)過去に本剤による下痢を起こした患者(再発)
10)妊娠末期
注意
〈基本〉
①対症療法であることに留意
②〔シ除く〕慢性疾患には以下を考慮
a)長期投与する場合には,定期的に尿検査,血液検査,肝機能検査等を実施
b)薬物療法以外の療法も考慮
③急性疾患には以下を考慮
a)急性炎症,疼痛,発熱の程度を考慮
b)原則として長期投与を回避
c)原因療法があれば行う
④過度の体温下降,虚脱,四肢冷却等発現→高熱を伴う幼小児,高齢者,消耗性疾患の患者では十分注意
➎めまい,眠気→運転注意
⑥自己免疫性溶血性貧血,無顆粒球症,顆粒球減少,骨髄形成不全が現れる→血液検査を行うなど観察を十分に
〈検査〉イクトテストによる尿ビリルビン検査では偽陽性を呈するので,他の検査