適応
内
1てんかんの痙攣発作:強直間代発作(全般痙攣発作,大発作),焦点発作(ジャクソン型発作を含む)
2自律神経発作
3精神運動発作
注
1てんかん様痙攣発作が長時間引き続いて起こる場合(てんかん発作重積症)
2経口投与不可能,かつ,痙攣発作の出現が濃厚に疑われる場合(特に意識障害,術中・術後)
3急速にてんかん様痙攣発作の抑制が必要な場合
用法
内1日200~300mg 分3(増減) 注1回125~250mg 50mg/分を超えない速度で徐々に静注 ►有効投与量は,発作の程度,患者の耐薬性等により異なる ►この量で発作が抑制できない時には,30分後更に100~150mg追加投与するか,他の対策を考慮 ►痙攣が消失し,意識が回復すれば経口投与に切り替える 小児内1日 学童100~300mg 幼児50~200mg 乳児20~100mg 分3 注成人量を基準とし体重から計算 注意
①内眼振,構音障害,運動失調,眼筋麻痺等は過量投与→至適有効量まで徐々に減量(用量調節をより適切に行うためには,血中濃度測定を実施) 注眼振,構音障害,運動失調,眼筋麻痺等は過量→直ちに中止.意識障害,血圧降下,呼吸障害が現れた場合→直ちに人工呼吸,酸素吸入,昇圧薬投与等適切な処置(用量調節をより適切に行うためには,血中濃度測定を実施)
②注急速に静注した場合,心停止,一過性の血圧降下,呼吸抑制等の循環・呼吸障害.衰弱の著しい患者,高齢者,心疾患のある患者では副作用が発現しやすいので,注射速度をさらに遅くする等注意
禁忌
1)過敏症(本剤,ヒダントイン系化合物)
2)タダラフィル(肺高血圧症を適応とする場合),アスナプレビル,ダクラタスビル,マシテンタン,エルバスビル,グラゾプレビル,チカグレロル,アルテメテル・ルメファントリン,ダルナビル・コビシスタット,ドラビリン,ルラシドン,リルピビリン,リルピビリン・テノホビル ジソプ