適応
アレルギー性鼻炎,蕁麻疹,皮膚疾患(湿疹・皮膚炎,皮膚瘙痒症)に伴う瘙痒
用法
1回10mg 1日1回 食後(増減) 小児(7歳以上の小児)1回10mg 1日1回 DS(3歳以上7歳未満の小児)1回5mg 1日1回 ►DS用時溶解 ►風味図 注意
➊OD錠口腔粘膜から吸収されないため,唾液又は水で飲み込む
禁忌
過敏症
注意
〈基本〉
①季節性患者では,好発季節を考えて,その直前から開始し,終了時まで継続が望ましい
②効果が認められない場合は,漫然と長期投与しない
〈検査〉アレルゲン皮内反応を抑制→検査実施3~5日前より中止 〈適用上〉OD錠
➊吸湿性を有するため,服用直前に取り出す
➋割れやすいので,裏面のシートを剥がさずに押し出さない
➌寝たままの状態では,水なしで服用しない
DS用時調製のため,調製後は速やかに使用
患者背景
〈合併・既往〉
①てんかんの既往:十分な問診(発作が現れたとの報告)
〈腎〉ロラタジン及び活性代謝物の血漿中濃度上昇 〈肝〉ロラタジンの血漿中濃度上昇
〈妊婦〉妊B1非推奨(動物で催奇形性は認められていないが,ラットで胎児移行の報告) 〈授乳婦〉有益性を考慮して継続又は中止(ヒト母乳中移行の報告) 〈小児〉低出生体重児,新生児,乳児又は3歳未満の幼児→臨床試験は未実施 錠3歳以上7歳未満には,ドライシロップを投与 〈高齢〉高い血中濃度持続→慎重に
相互
活性代謝物(DCL)への代謝にはCYP3A4及びCYP2D6の関与が確認 〈併用注意〉エリスロマイシン,シメチジン:ロラタジン及び活性代謝物の血漿中濃度上昇→状態を十分に観察等注意〔CYP3A4,CYP2D6阻害作用を有する医薬品との併用により,ロラタジンから活性代謝物(DCL)への代謝阻害〕
過量投与
〈症状〉外国:過量投与(40~180mg)により眠気,頻脈,頭痛の報告 〈処置〉血液透析による除去はできない
副作用
〈重大〉
1)ショック
関連リンク