適応
1慢性骨髄性白血病
2KIT(CD117)陽性消化管間質腫瘍
3フィラデルフィア染色体陽性急性リンパ性白血病
4FIP1L1-PDGFRα陽性の下記疾患:好酸球増多症候群,慢性好酸球性白血病
注意
1)1染色体検査又は遺伝子検査により慢性骨髄性白血病と診断された患者に使用
2)2免疫組織学的検査によりKIT(CD117)陽性消化管間質腫瘍と診断された患者に使用.尚,KIT(CD117)陽性の確認は,十分な経験を有する病理医又は検査施設において実施
3)3染色体検査又は遺伝子検査によりフィラデルフィア染色体陽性急性リンパ性白血病と診断された患者に使用
4)4染色体検査又は遺伝子検査でFIP1L1-PDGFRα陽性の患者に使用
用法
1慢性期:1日1回400mg 食後 (1日1回600mgまで増量可) 移行期又は急性期:1日1回600mg 食後 (1日800mg分2まで増量可) 21日1回400mg 食後(年齢・症状により適減) 31日1回600mg 食後 41日1回100mg 食後 (1日1回400mgまで増量可) (血液所見,年齢・症状により適減) 注意
①消化管刺激作用を最低限に抑えるため,食後に多目の水で服用
②肝機能検査と用量調節:肝機能検査値(ビリルビン,AST,ALT)の上昇の際は以下を参考に調節.慢性骨髄性白血病,消化管間質腫瘍,フィラデルフィア染色体陽性急性リンパ性白血病,好酸球増多症候群又は慢性好酸球性白血病:ビリルビン値>施設基準値上限の3倍又はAST・ALT値>施設基準値上限の5倍
a)ビリルビン値が1.5倍未満に,AST・ALT値が2.5倍未満に低下するまで休薬
b)本剤を減量して治療を再開
③血液検査と用量調節:投与中に好中球減少,血小板減少の際は以下を参考に調節
a)好酸球増多症候群又は慢性好酸球性白血病(初回用量100mg/日):好中球数<1,000/mm3又は血小板数<5
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