適応
1血管手術及び血液体外循環に伴う血栓・塞栓の治療並びに血流障害の改善
2慢性動脈閉塞症に伴う潰瘍,疼痛及び冷感等の阻血性諸症状の改善
3虚血性脳血管障害〔一過性脳虚血発作(TIA),脳梗塞〕に伴う血栓・塞栓の治療
4くも膜下出血術後の脳血管攣縮に伴う血流障害の改善
用法
11日200~300mg 分2~3 食後 21日300~600mg 分2~3 食後 31日200~300mg 分2~3 食後 1日200mgの場合は1日1回投与可 41日300mg 分3 ►いずれも適宜増減 注意投与開始後2カ月間は原則として1回2週分を処方.重大な副作用を回避するため患者を来院させ,定期的な血液検査を実施
!警告
血栓性血小板減少性紫斑病(TTP),無顆粒球症,重篤な肝障害等の重大な副作用が投与開始後2カ月以内に発現し,死亡に至る例も報告
1)投与開始後2カ月間は,特に上記副作用の初期症状の発現に十分留意し,原則として2週に1回,血球算定(白血球分画を含む),肝機能検査を行い,上記副作用の発現が認められた場合には直ちに投与を中止し,適切な処置.本剤投与中は,定期的に血液検査を行い,上記副作用の発現に注意
2)本剤投与中,患者の状態から血栓性血小板減少性紫斑病,顆粒球減少,肝障害の発現等が疑われた場合には,投与を中止し,必要に応じて血液像もしくは肝機能検査を実施し適切な処置
3)本剤の投与にあたっては,予め上記副作用が発生する場合があることを患者に説明するとともに,下記について患者を指導
a)投与開始2カ月間は定期的に血液検査を行う必要があるので,原則として2週に1回来院
b)副作用を示唆する症状が現れた場合には,服用を中止し,直ちに医師等に連絡
4)投与開始2カ月間は,原則として1回2週間分を処方
禁忌
1)出血(血友病,毛細血管脆弱症,消化管潰瘍,尿路出血,喀血,硝子体出血等)(止血が困難)
2)重篤な肝障害
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