診療支援
治療

ダリナパルシン


特 徴

 再発または難治性の末梢性T細胞リンパ腫治療薬.

 本剤は,生体内における無機ヒ素化合物の代謝過程で生じる中間代謝物の1つであり,グルタチオン抱合体構造を有する有機ヒ素化合物である.本剤は,腫瘍細胞の細胞膜表面に発現するシスチントランスポーターを介する機序などにより細胞内に取り込まれたのちに,ミトコンドリアの機能障害(膜電位の低下など),細胞内活性酸素種の産生促進などを引き起こすことにより,アポトーシスおよび細

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