トラロキヌマブ（遺伝子組換え）

特　徴

　既存治療で効果不十分なアトピー性皮膚炎（AD）に適応を有する治療薬．

　ADは一般的な炎症性皮膚疾患であり，通常小児期に発症するが成人での有病率も高く，ADを有する成人の約4人に1人は成人期に発症したと報告されている．近年，インターロイキン-13（IL-13）が末梢での炎症を誘導する重要な2型サイトカインであることが明らかになった

初出:今日の治療指針2024年版 発行:2024年1月

収載:医学書院 医療情報サービス（2024年11月7日　掲-ID：c24_05343-00_a002b001c001d075z0006）