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GLJAID/JSC感染症治療ガイド2019
GL抗微生物薬適正使用の手引き第二版(2019)
治療のポイント
・感染性胃腸炎という診断は,ほかに明らかな病態がないということをもって初めて診断できる.
・嘔気・嘔吐のみの場合には胃腸炎の診断は最後に考え,急性心筋梗塞や頭蓋内病変など緊急性疾患に伴う他の症状(red flag)がないことを確認する.
・感染性胃腸炎の原因微生物は流行性があり,国立感染症研究所感染症情報センターなどの情報機関から適宜確認を行う.
・便検査は目的菌により方法が異なり,培養をみる場合とトキシンをみる場合がある.培養に関しては培養条件が異なることもあり,疑う菌種を記載して検体を提出する.病原性大腸菌など,ベロトキシン検査が診断に必要なものもある.
・多くはウイルス性であり,基本的に抗菌薬は不要.血便を伴う重症例・免疫不全・合併症リスクのある患者・渡航者の場合に抗菌薬処