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治療のポイント
・抗ウイルス薬を用いることが多いが,健康小児においては通常自然治癒する.
・3か月以上の間隔で2回,1~2歳で行う定期接種による予防効果が高い.
◆病態と診断
A病態
・水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV:varicella zoster virus)(αヘルペスウイルス亜科,2本鎖DNAウイルス)の初感染によって起こる,急性感染症である.
・ヒトからヒトに感染しやすい疾患の1つ(基本再生産数8~10)で,空気感染する.
・VZVの自然宿主はヒトのみである.
・VZVは気道粘膜から侵入し,鼻咽頭の侵入部位と所属リンパ節で増殖し,その後ウイルス血症によって皮膚,肝,脾などに散布され,皮膚にはかゆみを伴う水疱を形成する.
・主体は水疱であるが,紅斑,丘疹,水疱,膿疱,痂皮と進むため,さまざまなステージの発疹が一度にみられる.
・発疹は頭や体幹に多く,手や足には少ない.
・潜伏期間はおおむね
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