診療支援
治療

ニューモシスチス肺炎 [■その他]
Pneumocystis pneumonia(PCP)
宮下修行
(関西医科大学教授・呼吸器感染症・アレルギー科)

このコンテンツは旧版です。
新版のコンテンツは、コンテンツ一覧の「今日の治療指針2025年版」から検索してご利用ください。

◆病態と診断

A病態

・ニューモシスチス肺炎はPneumocystis jiroveciiによる日和見感染症である.Pneumocystis属は原虫類に分類されていたが,リボソームRNAの遺伝子配列や細胞壁の構成成分などから,現在では真菌類に分類されている.

・労作時の呼吸困難,乾性咳嗽,発熱が主症状で,肺野の聴診所見は正常であることが多い.呼吸困難は亜急性に進行するため,低酸素の割に自覚症状に乏しいことが多い.

B診断

・診断は,気道検体中の菌体をGrocott染色などで証明できれば確定となる.

・胸部CTでは,両側のびまん性すりガラス陰影で,経過とともに嚢胞性病変を生じることがある.

・画像所見に加え,β-D-グルカンの上昇を認めた場合,本疾患を積極的に疑う.

◆治療方針

A治療

 第1選択薬はST合剤であり,治療効果,費用対効果からアレルギーなどの使用困難症例を除いてST合剤で治療を開始すべきである.重

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