頻度 ときどきみる
GL膠原病に伴う間質性肺疾患 診断・治療指針2020
ニュートピックス
・国際ガイドラインで,膠原病も含めた線維化を伴って疾患進行をきたす進行性肺線維症(PPF:progressive pulmonary fibrosis)の概念が定義され,抗線維化薬(ニンテダニブ)による治療が推奨された.
治療のポイント
・膠原病は炎症主体の病態であることから,各疾患とも初期治療は免疫抑制薬など抗炎症薬を考慮し,そのうえで線維化を伴って疾患進行をきたす症例で抗線維化薬の適応を判断する.
・一方で抗炎症薬と抗線維化薬の投与のタイミングおよび順番についてのエビデンスはきわめて少ないため,リウマチ膠原病専門医および呼吸器専門医双方の合議による治療決定が望ましい.
◆病態と診断
A病態
・膠原病には気道病変や胸膜病変など,さまざまな病変が合併するが,間質性肺疾患は頻度が高く予後に与える影響も大きい.
・各膠原病
関連リンク
- 治療薬マニュアル2024/プレドニゾロン《プレドニン プレドニゾロン プレドニゾロン プレドニゾロン》
- 治療薬マニュアル2024/タクロリムス水和物《プログラフ》
- 治療薬マニュアル2024/ニンテダニブエタンスルホン酸塩《オフェブ》
- 治療薬マニュアル2024/シクロホスファミド水和物《エンドキサン》
- 治療薬マニュアル2024/ミコフェノール酸 モフェチル《セルセプト》
- 治療薬マニュアル2024/メチルプレドニゾロンコハク酸エステルナトリウム《ソル・メドロール》
- 今日の治療指針2024年版/特発性間質性肺炎(特発性肺線維症を除く)
- 今日の治療指針2024年版/関節リウマチ―関節外症状の治療
- 今日の治療指針2024年版/多発性筋炎・皮膚筋炎
- 臨床検査データブック 2023-2024/シアル化糖鎖抗原KL-6〔KL-6〕 [保] 111点
- 臨床検査データブック 2023-2024/全身性強皮症(強皮症,SSc)
- 新臨床内科学 第10版/【7】膠原病の肺胸膜病変
- 今日の整形外科治療指針 第8版/多発性筋炎