GL胃癌治療ガイドライン医師用2021年7月改訂 第6版
治療のポイント
・現在,胃切除の大部分は胃癌の治療目的に行われている.
・胃切除後患者の退院後は,食事を中心とした生活指導と,胃癌再発の早期診断のための計画的な外来フォローアップが必要である.
◆病態と診断
・胃切除後は,消化吸収障害により栄養障害が慢性的に生じ,また,食事摂取量の低下やダンピング症候群などの胃切除後障害(→,「胃切除後障害」の項参照)が生じる可能性がある.
・胃癌手術後は進行度により再発リスクが異なるため,ステージにより外来フォローアップ方法が異なる.
◆治療方針
胃切除後は消化吸収障害と胃切除後障害によりQOLが低下する可能性があるため,患者教育が必要である.
胃癌治療後の再発早期診断目的の具体的なフォローアップ方法については,「胃癌治療ガイドライン(第6版)」(2021年)によって示されているので参照されたい.
A患者教育
胃