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GL胆石症診療ガイドライン2021(改訂第3版)
GL急性胆管炎・胆嚢炎診療ガイドライン2018
治療のポイント
・無症状胆嚢結石は経過観察でよい.
・有症状胆嚢結石は腹腔鏡下胆嚢摘出術の適応がある.
・急性胆嚢炎を発症している胆嚢結石症例では軽症から中等症の場合は早期の胆嚢摘出術が推奨されるが,実際には胆嚢ドレナージ後に待機的に胆嚢摘出術を行っている施設も多い.重症例では,十分な全身治療と胆道ドレナージののちに待機的な胆嚢摘出術を行うことが推奨される.
・総胆管結石症例は,内視鏡的結石除去ののちに胆嚢摘出術を行うことが標準的である.
・肝内結石症の外科的切除適応は,肝内胆管癌を疑う症例,肝萎縮症例,胆管狭窄や拡張を認める症例である.
◆病態と診断
A病態
・胆石保有率は全人口の10%以上,肥満者の25%と推定される.有症状で発見されるのはそのうち30%程度である.
・コレステロール系石が50%,