頻度 ときどきみる
GL膵癌診療ガイドライン2022年版
ニュートピックス
・「膵癌診療ガイドライン2022年版」で新たに,腹腔洗浄細胞診陽性膵癌に対する外科的切除は行わないことが推奨された.腹腔洗浄細胞診陽性の切除例では腹膜転移再発が有意に高く,細胞診陰性例と比較しても切除後の予後は有意に不良であるとの結果が出ている.
・また同ガイドラインでは「熟練した施設で行うことを」という条件付きではあるが,腹腔鏡下手術やロボット支援下手術といった低侵襲膵切除について,膵頭十二指腸切除術および膵体尾部切除ともに「行うことを提案する」という文言に変更となった.
治療のポイント
・膵癌は特異的な症状がないため,発見されたときにはすでに進行している例が少なくない.しかし,膵癌の唯一の根治的治療は手術での原発切除であり,早期発見であるほど切除できる可能性も高くなる.このため,検診などで積極的に腹部エコー検査など画像検査
関連リンク
- 治療薬マニュアル2024/ゲムシタビン塩酸塩《ジェムザール》
- 治療薬マニュアル2024/(合剤)テガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム配合剤《ティーエスワン》
- 治療薬マニュアル2024/パクリタキセル《アブラキサン》
- 治療薬マニュアル2024/オキサリプラチン《エルプラット》
- 治療薬マニュアル2024/イリノテカン塩酸塩水和物《カンプト トポテシン》
- 治療薬マニュアル2024/フルオロウラシル《5-FU》
- 治療薬マニュアル2024/レボホリナートカルシウム《アイソボリン》
- 治療薬マニュアル2024/イリノテカン塩酸塩水和物《オニバイド》
- 治療薬マニュアル2024/ペムブロリズマブ(遺伝子組換え)《キイトルーダ》
- 治療薬マニュアル2024/オラパリブ《リムパーザ》
- 今日の治療指針2024年版/大腸癌
- 今日の治療指針2024年版/乳癌
- 今日の治療指針2024年版/腎細胞癌