頻度 ときどきみる
GL小児期発症バセドウ病診療のガイドライン2016
GL甲状腺クリーゼ診療ガイドライン2017
GLバセドウ病治療ガイドライン2019
GL甲状腺眼症診療の手引き(2020)
ニュートピックス
・米国で甲状腺眼症(バセドウ病眼症)の治療薬としてhuman monoclonal anti-IGF-1R blocking antibody(teprotumumab)が承認され,日本でも治験が開始された.
治療のポイント
・甲状腺機能亢進症の原因はほとんどがバセドウ病であるが,中毒性甲状腺結節,まれではあるがTSH産生下垂体腫瘍などがある.
・バセドウ病ではまず抗甲状腺薬にて治療を開始する.
・抗甲状腺薬の副作用の頻度は約10%である.重篤な副作用として無顆粒球症,重症肝障害,ANCA関連血管炎などがある.無顆粒球症,重症肝障害の多くは内服開始3か月以内に起こる.
・抗甲状腺薬開始後2か月間は2週