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GL甲状腺腫瘍診療ガイドライン2018
ニュートピックス
・BRAF遺伝子変異を有する根治切除不能な甲状腺癌に対して,BRAF阻害薬およびMEK阻害薬の併用療法が適応拡大される見込みである(2023年9月現在).
治療のポイント
・甲状腺癌は病理組織型ごとに病態が異なり,リスク分類に応じた治療方針が求められる.
◆病態と診断
・鑑別には超音波と穿刺吸引細胞診が有用であるが,超音波による検診や微小な結節に対する細胞診は過剰診断・過剰治療につながるため推奨されない.
・乳頭癌は甲状腺癌の90%以上を占め,多くは予後良好である.
・濾胞癌の診断は被膜浸潤,脈管浸潤,転移によるため,良性腫瘍との鑑別が困難である.
・未分化癌は高齢者に多くきわめて予後不良である.
・髄様癌ではカルシトニン,CEAが腫瘍マーカーとなる.散発型と遺伝型があり,全例にRET遺伝学的検査を行う.
◆治療方針
良性結節では,大き